高品質な自社開発のAI自動翻訳システムが自慢のDeepL。無料プランだけでなく、有料プランである「DeepL Pro」も展開しています。その気になる料金や、セキュリティ面などを探っていきましょう。
\使いやすさ・セキュリティで選ぶ/
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DeepLは、自社開発されたシステムです。
自社開発の製品であれば、製品の不具合や使い方の困り事に迅速かつ柔軟に対応できます。
DeepL Proプランでは、細かなニュアンスの表現が得意なDeepLの高品質なAI翻訳技術を、ふんだんに堪能することができます。DeepL APIによってアプリやサービスを開発することも可能です。
無料プランでは不安だったセキュリティ対策も、DeepL Proでは完備されています。翻訳後のテキスト削除や、エンドツーエンド暗号化による情報保護を行っています。また、DeepL Proユーザー専用のデータセンターも完備しています。
DeepL Proのサーバーとやりとりする際、その過程で情報漏洩が起きるかもしれません。 DeepL Proは、常にTLS暗号化技術で暗号化することで対策をしています。暗号スイートも、定期的に見直しをするのがポイントです。現状では安全でも、将来的にリスクがありそうなら採用しません。
テキストは永続ストレージに保存されません。ランダムにアクセスメモリへ保存される仕組みです。訳文はディスクに一時的に保存されますが、共通鍵暗号方式で暗号化されます。共通鍵は、登録者のシステムの揮発性メモリだけに保存されるのです。
また、機械学習モデルのトレーニングでは、テキストが使われません。用語集は異なったプロットフォームで利用できるように、永続ストレージへ保存されます。ただし、無料版はブラウザのローカルストレージに保存される仕組みです。テキストの保存に永続ストレージは使わず、訳文は暗号化して保存するなど高いセキュリティを構築しています。
サーバーはDeepL SEの所有です。フィンランドにあるデータセンターのコロケーションで運用しています。データセンターはISO27001の認証を受けており、オペレーターが管理しています。また、DeepLによる定期的な監査も欠かしていません。物理的な保護環境下にあり、アクセスが許可されているのも、運用業務を担当している特定のDeepL社員だけです。
基本的に自社内で事業の運営管理をしています。外部委託が必要な場合、慎重に選定し、重要度が高い内容ならISO 27001に基づいた監査を実施しています。
2020年「TÜV Rheinland Cert GmbH」の審査により取得しました。ISO 27001とは、情報セキュリティの国際認証規格です。重要情報、個人情報の保護では特別な意味を持ちます。情報セキュリティマネジメントの厳格な運用と維持のプロセスアプローチを採用しているのがポイントです。
EUの個人データやプライバシー保護のための厳格な規定です。DeepLでは、データ保護、プライバシー、個人データのやりとりなど、すべての条項に従っています。
DeepLのセキュリティーチームと社外の侵入テスト専門スタッフが、定期的にインフラストラクチャとアプリのセキュリティをチェックします。テスト結果は上級管理職と共有し、報告内容を追跡して解決するための体制を整えているのです。
DeepLはファイルごとの翻訳が可能です。対応しているファイル形式はPDFとWordファイル(.docx)、PowerPoint(.pptx)の3つ。
ファイルをアップロードすれば、記載されているテキスト全体の翻訳ができます。
人間ですから、誤字や文法ミスがあるのはしかたないことです。ただ、ビジネス、人に見せる場合、確認不足と判断されかねません。DeepL Write Proは、語字や文法ミスを正す機能を備えています。リアルタイムの構成機能でうっかりミスの対策ができるのです。
文章力の高さの評価要素に、表現力があります。DeepL Write Proは、単語や語句を推敲する際、自然に組み込み完成度を高められるのです。文体やトーンも事前に用意されており、想定読者に合わせられます。読んで欲しい読者に適した文章にできるのです。
推敲機能に制限は設けられていません。一部だけの推敲ができ、文字数上限もなくストレスがないのです。生産性の向上と効率的なワークフローの助けになるでしょう。
統合機能で文章作成に関する工程を減らせます。 Microsoft365やGoogle Workspaceはもちろん、WEBでも執筆時にサポートを受けられるのです。
プラン名 | STARTER |
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費用 | 月1,000円(税不明)※年払い |
翻訳回数・文字数上限 | 月に5ファイル(10MB)まで、文字数の上限はなし |
アカウント上限 | 2名以上 |
使用エンジン | DeepL |
ユーザー辞書機能 | 用語集あり(1個) |
セキュリティ性 | エンドツーエンド暗号化、テキストの即時消去 |
言語数 | 公式サイト内に掲載がありませんでした。 |
対応ファイル形式 | Word(.docx)、PowerPoint(.pptx)、PDF(.pdf)、テキスト(.txt) |
特徴 | 安価なプランです。アップロードできるファイル数が少なく、分野に応じた訳し分けができる用語集も少なくなっています。翻訳頻度の少ない場合は、コストを抑えることができるでしょう。翻訳文字数に上限がないのも嬉しいポイントです。 |
プラン名 | ADVANCED |
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費用 | 月3,167円(税不明)※年払い |
翻訳回数・文字数上限 | 月に20ファイル(20MB)まで、文字数上限なし |
アカウント上限 | 2名以上 |
使用エンジン | DeepL |
ユーザー辞書機能 | 用語集あり(2,000個) |
セキュリティ性 | エンドツーエンド暗号化、テキストの即時消去 |
言語数 | 公式サイト内に掲載がありませんでした。 |
対応ファイル形式 | Word(.docx)、PowerPoint(.pptx)、PDF(.pdf)、テキスト(.txt) |
特徴 | 業務などに使用する際におすすめのスタンダードプランです。翻訳できるファイル数や、作成できる用語集の数が充実しています。また30日間の無料体験も可能で、いつでもキャンセル可能なのも嬉しいポイントです。 |
プラン名 | ULTIMATE |
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費用 | 月6,250円(税不明)※年払い |
翻訳回数・文字数上限 | 月に100ファイル(20MB)まで、文字数上限なし |
アカウント上限 | 2名以上 |
使用エンジン | DeepL |
ユーザー辞書機能 | 用語集あり(2,000個) |
セキュリティ性 | エンドツーエンド暗号化、テキストの即時消去 |
言語数 | 公式サイト内に掲載がありませんでした。 |
対応ファイル形式 | Word(.docx)、PowerPoint(.pptx)、PDF(.pdf)、テキスト(.txt) |
特徴 | 高額のプランです。基本は「ADVANCED」プランとほぼ変わりませんが、月あたりに翻訳できるファイル数が100ファイルになっており、大量のファイルを翻訳したい方に向いているプランと言えます。このプランには無料体験がないので注意しましょう。 |
1ユーザーあたり | 月1,000円(税不明)※年払い |
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大学生の導入事例です。専門記事などを翻訳するのにDeepLの有料プランを導入しました。完璧な翻訳ではなく、軽くてそこそこの翻訳を手に入れるのに適切なDeepLに満足しています。
ドイツ駐在の方の導入事例です。レポートやプレゼンテーションを作るのに役立っています。翻訳を通して文法のチェックなどもできるため、DeepL を通してドイツ語の語学能力の向上も実感できました。
ここからは、ブラウザ、Google Chome、デスクトップアプリごとに異なるDeepLの使い方について解説していきます。
ブラウザの場合、DeepLのサイトから登録なしですぐに利用できます。翻訳したい文章をフォームにコピーして貼り付けるだけでOKです。翻訳結果のURLのコピーやSNSへの共有も、右下のボタンひとつで行なえます。
Google Chromeの拡張機能に追加すれば、Chrome上の文章を翻訳できるようになります。翻訳したい文章を選択すればページ上に翻訳が表示されるため、ページの一部などを翻訳したい際に便利です。
拡張機能の追加方法は、Chromeウェブストアで「DeepL Translator」と検索し、「Chromeに追加」をクリック、次に「拡張機能を追加」をクリックすれば完了します。インストール後に拡張機能をピン止めしておけば、アイコンをクリックするだけで開けます。
DeepLの無料ダウンロードページを開き「Windowsにダウンロード」をクリックします。ダウンロードが完了したら、プログラムファイル「DeepLSetup.exe」を開いてインストールしてください。インストールが完了したら、翻訳したい文章を選択し「Ctrl+C+C」で翻訳できます。
「Ctrl+F9」を押すと、アプリを開かずにポップアップウィンドウで翻訳を表示できます。
DeepLのダウンロードページを開き「Mac版をダウンロード」をクリックします。ダウンロードが完了したら「DeepL.dmg」を開いてインストールしてください。インストールが完了したら、翻訳したい文章を選択して「command+C+C(Cを2回押す)」と入力すると翻訳できます。
アプリを開かずにポップアップウィンドウで翻訳を表示したい場合は、「command+f9」を押してください。
DeepLの具体的な活用例を以下に記載しました。自分の求めている機能があるかをチェックしてみてください。
DeepLをインストールしておけば、Gmailをブラウザで開いてメール翻訳ができます。簡単に翻訳できるので、海外とのメールのやり取りが多い方におすすめです。
海外から届いたメール文を選択して、ショートカットキーでアプリを開くだけで翻訳できます。
英語など、外国語で書かれたWebページの内容を理解したいときにはページ全体の翻訳がおすすめです。Chromeの拡張機能を追加しておけば、全文を選択してアイコンをクリックするだけで翻訳が表示されます。
論文などに多いPDFファイルも翻訳できるので、調べ物をしたい際に活用できるでしょう。
音声を自動で文字起こしできるサービス「Notta」を連携することで、音声ファイルをインポートしてテキスト化し、それを翻訳することも可能です。
DeepLは過去のデータを用いて自然な文章に翻訳する機能があります。一方、NottaもAIを利用してリアルタイムで音声をテキスト化するので、より違和感のない翻訳に近づけるでしょう。
DeepLでは、画像内に表示されているテキストの翻訳も可能です。ここでは、モバイルデバイスを使って画像内テキストを翻訳する方法をご紹介します。
DeepLのモバイルアプリを開いて言語を選択します。原文入力欄の下にある画像マークをタップするとカメラロールから画像を選べるようになるので、翻訳したい画像を選びます。すると画像内のテキストが原文入力欄に挿入されて翻訳されます。
DeepLのモバイルアプリを開いて言語を選択します。原文入力欄の下にあるカメラのマークをタップして、テキストスキャンモードに切り替えます。アプリ画面の左下にある画像ボタンをタップすると画像を選べるようになるので、翻訳したい画像を選びチェックマークをタップします。テキストが原文入力欄に挿入されて翻訳されます。
DeepL Proは、DeepLの有料プランです。ファイルの丸ごと翻訳や、訳文のカスタマイズに助かる用語集の作成、セキュリティ対策などが充実しています。DeepLの高品質な翻訳を業務などで使いたい方は、検討をおすすめします。
AI自動翻訳システムを扱う主な企業を、DeepLも含めて3社ピックアップしています。DeepLと他2社の比較も行っているので、AI自動翻訳システムを検討されている方は、こちらも合わせて参考にしてみてください。